社会部門

社会部門の風景

現代の世界では、私生活の変容と世界の構造転換が同時進行しています。グローバル化や福祉国家の再編などマクロな社会的枠組の変化と、少子化や国際結婚の増加など人々の一生や家族関係に関わるミクロスケールの変化が、相互に影響し合いながら包括的で根本的な社会変動を形作っているのです。京都大学の6研究科・2研究所の社会学および関連領域の研究者が連携して実施したグローバルCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」(2008-2012年度)は、まさにこの全世界的な変化にアジアの視点から光を当て、アジア社会の現状を正当に分析するための社会研究の方法を確立する試みでした。この新たに確立した学問分野の継承と発展が社会部門の当面の主要な活動です。「アジア親密圏/公共圏教育研究センター」を拠点として、海外パートナー大学とつくる「親密圏/公共圏研究コンソーシアム」との協働により、(1)アジア社会について主に地域言語で書かれた主要業績の収集・翻訳・共有、(2)アジア社会に関する調査実施とデータベース構築を行い、そのうえに(3)個別テーマについての共同研究プロジェクトを実施します。他に科学研究費補助金(基盤研究A)およびカナダ政府の研究資金を獲得しています。

2014年度の実施プロジェクト

* Asian Families and Intimacy: A Book Series on Asian Intellectual Heritage from 9 Societies
  (代表:文学研究科 落合恵美子)
* アジア家族比較調査(Comparative Asian Family Survey):データベース構築・公開準備および分析
  (代表:ソウル大学 ウン・ギス・教育学研究科 岩井八郎)
* 現代アジアの家族変容と福祉レジームに関する国際共同研究
  (代表:文学研究科 落合恵美子)

 

キーワード
家族、ジェンダー、人口、地域社会、福祉レジーム、移民、メディア、ケア