環境部門

環境部門の風景

北東アジアおよび東南アジアを含む東アジア地域は世界経済における地位と重要性を急速に高めており、それゆえ世界経済の持続的発展に果たすべき役割が増大しています。世界経済の牽引力として期待される東アジアの競争力を維持しつつ、環境・食料・エネルギーの安定性の面でも、産業間・地域間・世代間のバランスの面でも、それを持続的に発展させることは極めて重要な戦略的課題となっています。しかし実際には、環境・公害問題、個人・地域・民族間格差、社会保障制度の未整備、企業ガバナンス、食料・エネルギー安全保障等の面で無視できない脆弱性を抱えています。その解決のために東アジア諸国の経済連携の強化と新たな持続的発展モデルの構築が求められており、同時に、そこには政治的・社会的・文化的な次元で超えなければならない課題も山積しています。本研究部門ではとくに環境ガバナンス、資源・エネルギー政策、食料安全保障、農村/都市開発に関連した国際比較研究に学際的な観点から取り組んでいきます。

2015年度の実施プロジェクト

*持続的な食と農を考える日−タイ学生ワークショップの開催(代表:農学研究科 秋津元輝)

kankyou22014年度の実施プロジェクト

* 東アジアの持続可能な発展のためのエネルギー・環境財政のグリーン改革(代表:経済学研究科 植田和弘)
* 東・東南アジア諸国の食料安全保障と国際農業投資の実態に関する国際比較研究(代表:経済学研究科 久野秀二)

 

 

 


キーワード
環境ガバナンス、農業・食料システム、農村/都市開発、サスティナビリティ・イノベーション