2024年05月08日

No.89

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京都大学アジア研究教育ユニット(KUASU)
メールマガジン No.89
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【コリアン・マイノリティ研究会第230回月例研究会のご案内】

「戦後、在日朝鮮人集落をめぐる表象と立ち退き―1950年代を中心に―」
本岡拓哉(同志社大学人文科学研究所専任研究員(助教))

第2次世界大戦後、日本の都市では、戦災跡地や建物疎開跡地、河川敷をはじめ放置された公有地などの空閑地に在日朝鮮人が暮らす集落が生成していった。
しかし、1950年代以降、そうした集落は不衛生な状態や住民の反社会性など「社会問題発生地域」としてメディアで報じられ、さらには土地の「不法占拠」状態も問題となっていった。
その後、行政当局や地権者たちは「不法占拠」状態の解消のため、集落内の建物を撤去し、住民たちは立ち退きとなり、ほとんどのコミュニティは消滅していった。
今回の報告では、戦後に生成した在日朝鮮人集落に対する「社会問題発生地域」といった表象と「不法占拠」問題の解消としての立ち退きという実践がいかに接合していったのか、1950年代におけるローカルおよびナショナルスケールでの展開を改めて問い直してみたい。
そして、その際、「第三国人」表現といった差別、排除的な言説を含めて、「在日朝鮮人」という要素がいかに関与したのか、具体的な事例を通じて考えてみたい。
日 時:2024年1月20日(土)17:00~19:00 終了後、新年会(実費)
場 所:NPO法人猪飼野セッパラム文庫
大阪市生野区新今里2-9-16 もと辻本写真館1階
近鉄奈良線「今里駅」から5分・地下鉄「今里駅」から10分、新今里公園北側。近くにコインパーキングあり。
大阪コリアタウン東端から東へ徒歩10分
参加費:1000円・会員800円・学生・院生・U25無料
【要予約】090-9882-1663 masipon2023@gmail.com 当日会員登録可能(正会員6000円・賛助会員3000円)
主 催:コリアン・マイノリティ研究会

▶詳細は以下をご覧ください。
http://sepparam-bunko.jimdo.com/

▶ポスター
http://www.kuasu.cpier.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2024/01/5d16f00269b7f2db1434a92942c65865.pdf
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