目的と事業概要
京都大学アジア研究教育ユニットは、京都大学9部局の連合により2012年12月に発足しました。アジア地域や世界各地における相互理解と、共通して直面している問題の解決を目指して、国際連携大学との協働により、次の3つのミッションを達成します。こうした活動を通じて、現地感覚を兼ね備えたグローバル人材が成長し、国境を越えた友情が育まれることを期待しています。
(1) 国際的学際的協働による世界最高峰のアジア研究拠点の形成
(2) 国際連携大学院プログラムによるグローバル人材育成
(3) 相互理解と問題解決のための現代アジア研究の国際共通基盤構築
ミッション1: 国際的学際的協働による世界最高峰のアジア研究拠点の形成
各研究単位の独自性を保持しつつ、アジア全域に関する学際的な研究融合の場を形成し、世界最高水準でのアジア研究と日本研究の統合と体系化を国際連携大学と実現していきます。
ミッション2: 国際連携大学院プログラムによるグローバル人材育成
国際連携大学院プログラムとは、国際連携大学との協働により大学院生の教育と研究指導を行うプログラムです。共同授業、フィールドワーク、インターンシップ等を国際連携により実施していきます。一部の学生は大学院の教育課程の一部を海外の大学院で履修し、海外の大学院の教員との共同指導により学位論文を執筆します。また、教員を相互に招聘し、授業提供と単位認定を行います。
ミッション3: 相互理解と問題解決のための現代アジア研究の国際共通基盤構築
本ユニットは、アジアにおける経済・社会・文化の多様性と共通性を国際比較の視点から共同研究するための国際連携を強化し、とくにアジア地域における国際共同研究実施のための共通基盤形成を重点課題とします。アジア各国のそれぞれの言語で出版・発表された重要業績を収集・翻訳・共有し、国際比較研究のためのデータベースを構築します。