2024年03月29日

No.81

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京都大学アジア研究教育ユニット(KUASU)
メールマガジン No.81
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■研究会・セミナー等のお知らせ

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研究会・セミナー等のお知らせ
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【「都市の世界史」第17回オンライン講演会(11月17日(金)19:30~21:00)のご案内】
「都市とは何か」を検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、オンライン(Zoom)による連続講演会「都市の世界史」を開催しております。
第17回は下記の要領で行います。

日時:2023年11月17日(金)19:30~21:00
講師:山内 和也先生(帝京大学教授・帝京大学文化財研究所長)
テーマ:「シルクロードの都市スイヤブ」
【講師紹介】
専門はイラン・中央アジアの文化史、考古学。アフガニスタン・インド・キルギス・タジキスタン・エジプト・ヨルダン・アルメニアなど、中央アジアおよび西アジアで広く文化遺産保護の活動を行っている。編著に『アフガニスタン文化遺産調査資料集』(全5巻、2005年)、『アフガニスタンを知るための70章』(明石書店、2021年)、『帝京大学シルクロード学術調査団調査研究報告1 アク・ベシム(スイヤブ)2016・2017』(帝京大学文化財研究所;キルギス共和国国立科学アカデミー、2022年)などがある。

*キルギス共和国の北部に位置する都市遺跡アク・ベシムは、かつて「スイヤブ」と呼ばれた街でした。5・6世紀にソグド人によって建設され、シルクロード交易の拠点のひとつとして繁栄し、唐の西方進出の拠点である砕葉鎮城が築かれた場所でもありました。今回は、山内先生が代表として2016年から実施されている発掘調査に基づき、玄奘も訪れたスイヤブについて最新の知見を紹介していただきます。

▶申込先: https://forms.gle/iwhWkzWYwfmWqFhKA
*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の11月16日正午までに、上記のURLからお申し込みください。
*お申し込みいただいた方へ、前日中に、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

本連続講演会は、新学術領域研究「都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究」計画研究「中世から近代の西アジア・イスラーム都市の構造に関する歴史学的研究」(代表:守川知子)にて行ってきた「西アジア都市研究」を発展させたものです。
ご講演は45~50分、質疑応答は30~35分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

【これまでの講演会】
第1回・4月22日(金) 深見奈緒子先生(日本学術振興会カイロ研究連絡センター)「都市の歴史:生態圏と形態・人口」
第2回・5月24日(火) 森本公誠先生(東大寺)「アラブの軍営都市(ミスル)」
第3回・6月21日(火) 菅谷成子先生(愛媛大学)「スペイン植民地都市マニラ」
第4回・7月15日(金) 森安孝夫先生(大阪大学)「中央ユーラシアのオアシス都市と草原都市」
第5回・9月27日(水) 稲葉穣先生(京都大学)「都市と山岳フロンティア」
第6回・10月21日(金) 深沢克己先生(東京大学・日本学士院)「地中海都市の歴史像―マルセイユの事例から」
第7回・11月25日(金) 松井洋子先生「近世日本の貿易都市長崎」
第8回・12月13日(火) 常木晃先生(筑波大学)「西アジアにおける都市の始まりと物資管理システム」
第9回・1月17日(火) 佐川英治先生(東京大学)「東アジア都城の系譜―『周礼』考工記から藤原・平城京まで」
第10回・3月3日(金) 南川高志先生(京都大学・佛教大学)「古代ローマ帝国の都市を考える─その実態と歴史的意義をめぐって」
第11回・4月17日(月) 布野修司先生(日本大学)「都市の類型をめぐって―世界都市(計画)史の構想」
第12回・5月19日(金) 上田信先生(立教大学)「風水と都市―南京・北京・京都」
第13回・6月22日(木) 長井伸仁先生(東京大学)「人の移動からみる近代パリ」
第14回・7月26日(水) 六反田豊先生(東京大学)「朝鮮王朝の王都漢城―立地と都市構造」
第15回・9月27日(水) 林佳世子先生(東京外国語大学)「イスタンブル「再建」再考」
第16回・10月19日(木) 守川知子(東京大学)「「世界の半分」と呼ばれた都イスファハーン」
【今後の予定】
第18回・12月14日(木) 飯田巳貴先生(専修大学)
第19回・1月19日(金) 私市正年先生(上智大学)
第20回・2月 吉澤誠一郎先生(東京大学)

皆様のご参加をお待ちしております。

守川知子
tomomo[a]l.u-tokyo.ac.jp

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【「識字教育資料からアジアの社会をみる:ユネスコ・アジア文化センター寄贈コレクション」展と記念セミナー】
    東京大学アジア研究図書館は、2014年に公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)より識字教育資料3,487点を受贈し、2021-2022年度に目録を刊行するなど、「ユネスコ・アジア文化センター寄贈識字教育資料」コレクションとして整備してまいりました。

これまでの成果にもとづき、2023年11月の1か月間、「識字教育資料からアジアの社会をみる:ユネスコ・アジア文化センター寄贈コレクション」展を開催いたします。
11月9日には、ACCU教育協力部主任を講演者としてお招きし、記念セミナーを開催いたします。奮ってご参加ください。

<展示概要>
会場:東京大学総合図書館 1階/4階展示スペース
期間:2023年11月1日(水)~30日(木) ※会期中休館日:11月16日(木)
第1期 11月 1日~15日 テーマ: 識字
第2期 11月17日~30日 テーマ: 女性
平日9:00-22:30 土日・祝日9:00-19:00
学内の方・学外の方いずれも、展示会観覧の事前予約は不要です(入場無料)。

<記念セミナー>
会場:東京大学総合図書館4階アジア研究図書館レクチャールーム
日時:11月9日(木)15:00-17:30
形式:対面・オンライン ハイブリッド開催
※本セミナーは事前予約制です。下記フォームから11月6日(月)17時までにお申し込みください(参加無料)。
ただし対面での参加ご希望につきましては、定員に達し次第、期日よりも早めに締め切らせていただきます。
https://forms.gle/pzRsjvm3LUC8Z5pm7

プログラム
●館長挨拶
アジア研究図書館館長/人文社会系研究科教授 佐川英治
1.「アジア研究資料としての識字教育資料コレクション:受贈から展示まで」
アジア研究図書館研究開発部門准教授 河原弥生
2.「ACCUによる識字協力事業:これまでの歩みと今後の展望」
公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター
(ACCU) 教育協力部主任 若山洋子
3.「目録から見るACCU識字教育資料の全体像と学術的価値について」
人文社会系研究科教授 小林正人
●質疑応答/ディスカッション

▶詳細は以下をご覧ください。
▶ポスター
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