2024年03月13日

No.67

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京都大学アジア研究教育ユニット(KUASU)
メールマガジン No.67
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■研究会・セミナー等のお知らせ

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研究会・セミナー等のお知らせ
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【多言語化現象研究会第83回研究会】
多言語化現象研究会は1999年6月19日に第1回研究会をおこないました。本研究会の発起人である庄司博史さんが闘病の甲斐なく、5月4日にお亡くなりになりました。
今回の研究会は、庄司さんを偲びつつ、本研究会の24年の歩みをふりかえり、今後の研究会のあり方についてみなさんと議論していきたいと思います。
庄司さんをご存じの方もご存じでない方も、多くのみなさんのご参加をお待ちしております。

※庄司博史(1949-2023)日本の言語学者。国立民族学博物館名誉教授。専攻は言語学(主に社会言語学)・ウラル語学・言語政策論・移民政策論。業績等はこちらをご覧ください。
https://researchmap.jp/read0096171

第1部:多言語化現象研究会の歩みとともに庄司博史さんの業績をふりかえる
【庄司博史さんのお仕事と発題者】
司会・概要説明:前田達朗(大阪産業大学)
①共同研究「近代における象徴としての言語」(1995-1997)
安田敏朗(一橋大学)
②特別展示「多みんぞくニホン」(2004)
吉富志津代(武庫川女子大学)・藤井幸之助(NPO法人猪飼野セッパラム文庫)
③『まちかど多言語表示調査報告書』(2006)
中谷潤子(大阪産業大学)
④共同研究「日本における移民言語の基礎的研究」(2007-09)/共同研究「日本の移民コミュニティと移民言語」(2010-14)
テーヤ・オストハイダ(関西学院大学)
⑤『多言語社会日本―その現状と課題』(三元社、2013)
山下 仁(大阪大学)
⑥『顕在化する多言語社会日本―多言語状況の的確な把握と理解のために』(三元社、2020)
福永由佳(国立国語研究所)
第2部:庄司博史さんを偲びつつ、今後の研究会のあり方について考える
窪田 暁(奈良県立大学)/中田梓音(京都芸術大学ほか)/参加者全員で自由討議
*第1部・第2部の発題者に変更がある可能性があります。あらかじめご了承ください。
7月22日(土)14:00~17:00
大阪大学豊中キャンパス人文学研究科A棟2階大会議室
阪急宝塚線「 石橋阪大前駅」・大阪モノレール「柴原阪大前駅」
「豊中キャンパス」7番
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/top

▶参加方法:対面とオンライン併用
会場にお越しの場合:webmaster★tagengoka.sakura.ne.jp宛に、名前・所属と懇親会参加有無を明記のうえ、送信してください。お早めにお申込みください。
オンライン参加の場合:前日までに以下にアクセスし、事前登録をお願いします。登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
https://us02web.zoom.us/j/88407855004?pwd=VkhUVHZHUVZZeTk2cDNnZU5EUnpUdz09
登録者には当日参加用リンク(本人のみ有効)が送付されます。これで事前登録が完了
します。資料は当日配布します。
参加無料(どなたでもご参加いただけます)
主 催:多言語化現象研究会 http://www.tagengoka.sakura.ne.jp
▶詳細は以下をご覧ください。
▶ポスター
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【コリアン・マイノリティ研究会第223回月例研究会】
自著を語る:『現代日韓60年史―朝鮮停戦体制を終戦・平和へ』
青柳純一さん(金起林(キムギリム)記念会共同代表、「国葬反対」訴訟仙台原告団)

戦後の日本は隣国コリアの人々をパートナーとして認めることなく、旧来の差別意識に基づいて冷遇する社会を今も維持している。そこでは、近代日本の「植民地支配の歴史」と朝鮮戦争がもたらした現状にはほとんど触れない。
この現実を直視し、拙著『現代日韓60年史―朝鮮停戦体制を終戦・平和へ』(アジェンダ刊、2023年7月)では、「植民地時代の歴史」を異なる立場から共有する「日本と韓国の現代史」を並記し、時期区分は日本中心ながら国際情勢の変化にも留意した。
特に米ソ冷戦体制が解体した1991年を節目に二分し、日韓60年史の基軸として停戦協定後に形成された「朝鮮停戦体制」に着目した。これは現在のウクライナ戦争がいずれ迎える停戦後の状況を意識したが、70年続いた「朝鮮停戦体制」ができるだけ早く、できるだけ穏便に、終戦・平和体制へと向かうようにとの思いも込める。
今回は、拙著の刊行を機に「第2の戦後」を準備するための諸課題を検討し、学びながら行動するミニ学習会のネットワークを提案したい。その際、昨年9月強行された「アベ国葬」を思い返し、これへの賛否をリトマス試験紙として選挙に活用する意味もあわせて提案したいと思う。
★当日は会場で新著の販売も行う。
★青柳純一さんの著書・訳書ブックリスト https://honto.jp/netstore/search/au_1000186069.html

日 時:2023年7月29日(土)17:00~19:00
終了後、懇親会(実費)
場 所:NPO法人 猪飼野セッパラム文庫(大阪市生野区新今里2-9-16 もと辻本写真館1階)
近鉄奈良線「今里駅」から5分・地下鉄「今里駅」から10分、新今里公園北側
参加費:1000円・会員800円・学生以下無料
【要予約】090-9882-1663 masipon@nifty.com 当日会員登録可能
主 催:コリアン・マイノリティ研究会
NPO法人猪飼野セッパラム文庫内

【関連講演会】
■雑誌『アジェンダ―未来への課題』創刊20周年記念イベント
<午前の部>「この国の労働問題を知っておこう。自分と社会の将来のために。」大橋さゆり(弁護士)
<午後の部>「朝鮮戦争停戦から70年-朝鮮停戦体制を終戦・平和へ」青柳純一(金希林記念会共同代表)・各地の皆さんの発言・交流会
7月30日(日)10:00~16:45
みやこめっせ大会議室(地下1階)
※Zoomによるオンライン参加も可能。要予約
主催:アジェンダ・プロジェクト京都
agenda★tc4.so-net.ne.jp

▶詳細は以下をご覧ください。
▶ポスター
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