2024年02月14日

No.36

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
京都大学アジア研究教育ユニット(KUASU)
メールマガジン No.36
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

★日本を含むアジア研究に関する情報を毎週木曜日にお届けします★
★京都大学アジア研究教育ユニット(KUASU)のTwitterアカウント(@KuasuT)を開設しました。メールマガジンに掲載している情報を共有させていただきますので、ぜひフォローお願いします★

━━━━━━コンテンツ━━━━━━
■研究会・セミナー等のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━

==============================
研究会・セミナー等のお知らせ
==============================
【 第161回 レクチャー】

国際日本文化研究センター(日文研)では、国際研究交流を推進する目的で、センター外部の方にご講演いただく研究者向けの催し「レクチャー」を開催しています。約3年ぶりの開催となる、第161回レクチャーのテーマは「自然と建築」です。

講演者: 藤森 照信
建築史家、建築家

1946年長野県生まれ。
東北大学工学部建築学科卒業、東京大学大学院博士課程修了。
東京大学生産技術研究所教授を経て、現在、東京大学名誉教授、工学院大学特任教授、東京都江戸東京博物館館長。
日本近代建築史、都市史の研究を行う。『建築探偵の冒険・東京篇』でサントリー学芸賞、1998年、日本近代の都市・建築史の研究により日本建築学会賞(論文賞)を受賞。
90年代から建築家としても活動。2001年、熊本県立農業大学校学生寮で日本建築学会賞(作品賞)、2020年、「ラ コリーナ近江八幡 草屋根」で日本芸術院賞を受賞。

司 会: 井上 章一
国際日本文化研究センター 所長

概 要: 藤森照信氏は、近代日本建築史の研究で大きな業績をもつ。さらに視野をひろげ、世界建築史について野心的な見取図も、えがいてきた。のみならず、建築家としての仕事でも、国際的な注目をあつめている。国際日本文化研究を、そのまま体現する巨大な存在である。その謦咳にせっし、研究がひろがっていくことの意義を、ともに考えたい。

日時:2022年12月2日(金)
開始時間: 14:00
終了時間: 16:00
場 所: Zoomによるオンライン開催
言 語: 日本語

▶ 参加方法:申込み要
オンラインで参加される場合、メールにて①氏名、②役職・所属先、③件名に「日文研レクチャーオンライン参加申込み」を明記し、11月25日(金)正午までに下記メールアドレスまでご連絡願います。折り返し、開催前日までにZoomミーティング入室用のURLをお知らせいたします。

※レクチャー開催日当日のお申込みは対応いたしかねますので、必ず上記期日までにお申込みください。

※本セミナーは新型コロナウイルス感染症に関する今後の状況により、変更となる可能性がございます。あらかじめご了承願います。最新の開催に関する情報は日文研WEBサイトでご確認ください。

お問合せ:大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国際日本文化研究センター
研究協力課 事業係
〒610-1192 京都市西京区御陵大枝山町3-2
TEL:075-335-2046   Email: kenkyo@nichibun.ac.jp
▶詳細は以下をご覧ください。
https://www.nichibun.ac.jp/ja/research/lectures/2022/12/02/
▶ ポスター
……………………………………………………………………
【コリアン・マイノリティ研究会 第217回月例研究会】
「在日史学の思想史-朴慶植(パクキョンシク)・姜在彦(カンヂェオン)・姜徳相(カンドクサン)の1970年代までの研究を中心に」
韓光勲(ハングァンフン)さん(ライター)

【キーワード】在日史学・在日朝鮮人・歴史学・朝鮮人強制連行・関東大震災

2021年6月、在日朝鮮人の歴史家、姜徳相が亡くなった。89歳だった。亡くなる2か月前に刊行されたオーラルヒストリーの中で、次のように語っている。
「私がここで強調しておきたいのは、韓国の近代史、特に植民地支配の歴史研究が始まったのは、とにかく日本がゆりかごだということです。日本にいた何人かの在日の歴史学者や研究者がそれをやったということなんです」「在日文学という呼称があるじゃないですか。日本人では書けないことを日本語で書く在日文学。それよりももっと在日史学のほうが日本人の盲点を突いている気がします」
(姜徳相聞き書き刊行委員会編(2021)『時務の研究者 姜徳相―在日として日本の植民地史を考える』三一書房、254-256頁)
姜徳相の言うように、日韓で最初に植民地支配の歴史を研究したのが在日朝鮮人であるならば、では、在日史学はいつ、どのように始まったのか。また、1970年代まではどのように在日史学は展開したのか。
本発表は在日朝鮮人の歴史家であり、特に近現代史を専攻した朴慶植(1922-1998)・姜在彦(1926-2017)・姜徳相(1932-2021)に焦点を当てる。
彼らがいかに歴史研究をするに至ったのかを論じた上で、1970年代まではどのような研究活動を行ったかを検討する。3人のいわば「研究前史」と「研究人生の前期」を比較し、どのように在日史学が始まり、展開したかを問う試みである。

日 時:10月29日(土)17:30~19:30
場 所:NPO法人猪飼野セッパラム文庫(大阪市天王寺区細工谷2-14-8)
参加費:800円・会員600円・学生以下無料
【要予約】090-9882-1663 masipon@nifty.com
主 催:コリアン・マイノリティ研究会(NPO法人猪飼野セッパラム文庫内)

▶詳細は以下をご覧ください。
https://sepparam-bunko.jimdofree.com/
▶ ポスター
……………………………………………………………………
【「映像で見る朝鮮/韓国/在日」第70回上映会(資料上映)】

ドキュメンタリー映画『隠された爪痕―関東大震災朝鮮人虐殺記録映画―』(監督:呉充功/オチュンゴン、1983年、58分)
日 時:10月29日(土)16:30~
場 所:猪飼野セッパラム文庫

入場無料(カンパ)
……………………………………………………………………
【 CTMS Seminar Series <Migration and Integration>
EP8 _ Analyzing Framings of Refugees in South Korea as “Dangerous Muslim Men” 】
ソウル大学のCenter for Transnational Migration and Social Inclusion (CTMS)のセミナーのうち、オンラインかつ英語で実施される回の情報をお届けします。CTMSはKUASUの長年のパートナーであるソウル大学のEun Ki-Soo(ウンギス)先生が所長を務められています。東アジアのみならず世界に共通する課題である国際移動と社会的包摂に関するセミナーを開催しており、韓国内外の国際的に著名な講師が登壇されます。どうぞ登録してご参加ください。(落合恵美子)
2022. 10. 20. (Thurs) 14:00 – 15:30 (KST)
Live Zoom / In English

●  Title: Analyzing Framings of Refugees in South Korea as “Dangerous Muslim Men”
●  Speaker: Farrah Sheikh (Assistant Professor, Academia Via Serica at Keimyung University)
●  Moderator: Hyuna Moon (Senior Research Fellow at Center for Transnational Migration and Social Inclusion, Seoul National University)
●  Host: Center for Transnational Migration and Social Inclusion (CTMS)
●  Inquiries: ctms.snu@gmail.com

▶ Please fill out the following google forms to register your participation

You will receive a Zoom Invite 1 day before the event.
If you do not see the email in your inbox,

please check your spam or junk mail folder.
▶Poster
_________________________________
メールマガジンへの情報提供
本メールマガジンで配信する情報をご提供いただける場合は以下から情報をお送り下さい。
(締切:配信日の3日前(月曜日))
https://formok.com/f/wwhhyz1g

新規会員登録
以下からご登録いただけます。
http://www.kuasu.cpier.kyoto-u.ac.jp/mailmagazine/

登録内容の変更・配信停止
以下からご連絡下さい。
https://forms.gle/2KRTdNvbdnxHqPsD8

京都大学アジア研究教育ユニット
メールマガジン事務局
kuasu.mail0.kyoto.u@gmail.com

京都大学アジア研究教育ユニット(KUASU)ウェブサイト
http://www.kuasu.cpier.kyoto-u.ac.jp/