2024年01月29日

No.22

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京都大学アジア研究教育ユニット(KUASU)
メールマガジン No.22
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★日本を含むアジア研究に関する情報を毎月第1木曜日と第3木曜日にお届けします★

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■研究会・セミナー等のお知らせ
■イベント情報
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研究会・セミナー等のお知らせ
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【「都市の世界史」第1回オンライン講演会(4月22日(金)・19:30-21:00)のご案内】

このたび、「都市とは何か」を検討するにあたり、さまざまな地域や時代の歴史をご専門とされる先生方をお招きして、連続講演会「都市の世界史」をZoomオンラインにて開催する運びとなりました。
第1回は下記の要領で行います。

日時:2022年4月22日(金)19:30~21:00
講師:深見奈緒子先生(日本学術振興会カイロ研究連絡センター)
テーマ:「都市の歴史:生態圏と形態・人口」

▶ 申込先:https://forms.gle/baJ8GdsXa5ABgm4DA
*Googleフォームでの申し込みとなります。前日の4月21日までに、上記のURLからお申込みください。
*お申し込みいただいた方へ、後日、当日のURL(Zoom)をお送りいたします。

【講師紹介】専門は、イスラーム圏の建築史と都市史、著書に『イスラーム建築の見かた』(東京堂出版)、『世界のイスラーム建築』(講談社現代新書)、『イスラーム建築の世界史』(岩波書店)などがある。現在日本学術振興会カイロ研究連絡センターのセンター長としてカイロに滞在中。

なお、本連続講演会は、新学術領域研究「都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究」・計画研究「中世から近代の西アジア・イスラーム都市の構造に関する歴史学的研究」(代表:守川知子)にて行ってきた「西アジア都市研究」を発展させたものです。
ご講演は45~50分、質疑応答は40~45分と、ディスカッションを重視した時間配分となっております。
奮ってご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

*第2回以降は、以下のような予定です(時間はいずれも19:30~21:00) 。
第2回・5月24日(火):森本公誠先生(東大寺)
第3回・6月:菅谷成子先生(愛媛大学)
第4回・7月:森安孝夫先生(大阪大学)
第5回・9月:稲葉穣先生(京都大学)

▶ 連絡先:守川知子
tomomo[@]l.u-tokyo.ac.jp

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【【東京大学現代中国研究拠点】社研セミナー開催のお知らせ(5/10)】

題目: 中国共産党統治下における村落秩序の再編ー1950年代河北省農村からー
発表者:河野 正(東京大学附属図書館)
日時:2022年5月10日(火)15:00-16:40
場所:オンライン(Zoom)
▶ 参加方法:下記のアクセスからお申込みください。前日にZoomのURLを送付いたします。
https://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/research/monthly/2022/20220510.html
(申込締切日:5月9日 16:00)

要旨:
中華人民共和国初期、中国共産党は全国の農村で土地改革や農業集団化などの政策を行った。本報告はその過程について河北省を対象とし、中国共産党側の政権建設と、村落側の社会結合の再編という2つの視点を通じて再検討を試みるものである。旧来の中国農村の特徴として、上級の政権による直接的な支配が弱かった点、また村落レベルの結びつきが散漫であったことが指摘されている。本報告では1950年代の中国共産党の政策を通じて、それらが変容していく過程を明らかにする。前者の変容過程については、旧来の農村における有力者層の権威の低下と関連付けて、基層社会における中国共産党の影響力が強化されていく過程を明らかにする。後者の変容過程については、土地改革や農業集団化の実施規模によって様々な人的結合が複層的に表れながらも、華北地域においてはそれが村落という単位に収斂され、人民公社体制下の生産大隊や現在の村民委員会などにつながっていく過程を明らかにする。こうして、現在の中国村落を取り巻く状況が、中華人民共和国初期という時代にどのようにして準備されていったのか展望を行いたい。

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イベント情報
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【【日文研】シンポジウム「明石博高(あかし ひろあきら)-京都近代化の先駆者-」(5/21)  】

明治維新後の京都は一時、人口・経済が低迷しました。それは、明治2(1869)年の東京奠都で天皇と政庁が東京に移ったためでした。当時、京都府参事(後に知事)の任にあった槙村正直、顧問の山本覚馬、そして青年蘭方医の明石博高(あかし ひろあきら)は、西欧諸国の技術・学問を取り入れ、文化や産業の振興をはかって、京都の衰退を止めようとしました。
彼らは、日本初の学区制小学校設立を皮切りに、集書院(図書館)や勧業場、舎密局、療病院などを建設し、驚異的なスピードで革新的施策を推し進めていったのです。本シンポジウムでは、とりわけ明石博高にスポットを当て、知られざる明石の人物像、そして明石が推し進めた近代化のあゆみに迫ります。

日時:2022年5月21日(土) 14時開会~16時
会場:京都府立京都学・歴彩館 大ホール

プログラム:
■挨拶
井上 章一(国際日本文化研究センター所長)
佐野 元泰(神田外語大学理事長)

■話題提供
「明石博高とヘールツ ―本草から舎密へ―」 松田 清(神田外語大学客員教授)
「市井の医師明石博高」 光平有希(国際日本文化研究センター特任助教)

■パネル討論
司  会:松田利彦(国際日本文化研究センター副所長・教授)
パネラー:
フレデリック・クレインス(国際日本文化研究センター副所長・教授)
町田明広(神田外語大学准教授)
松田 清(神田外語大学客員教授)
光平有希(国際日本文化研究センター特任助教)

▶ 参加方法:要申込・入場無料
【申込み方法】
①催し物名「明石博高シンポジウム」、②氏名(フリガナ)、③郵便番号・住所、④電話番号(日中ご連絡がとれるもの)、⑤参加希望人数(複数名参加希望の場合は、全員の必要事項②~④の記入が必須です)を明記のうえ、メールまたはハガキにてお申込ください。
■申込締切は、令和4年5月6日(金)正午 必着
■結果は当落にかかわらず5月14日(土)頃、ハガキにてお知らせします。
■申込先
メールの場合:forum@nichibun.ac.jp
ハガキの場合:〒610-1192京都市西京区御陵大枝山町3-2
国際日本文化研究センター研究協力課事業係
「明石博高シンポジウム」担当宛

▶詳細情報
▶ポスター
▶ 主催: 神田外語大学/国際日本文化研究センター/京都府立京都学・歴彩館

企画展「明石博高-京都近代化の先駆者-」(4/16~6/5)も是非ご覧ください。

https://www.nichibun.ac.jp/ja/events/other_events/2022/04/16/

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