2025年03月28日

【お知らせ】第2回タイ地方自治体職員向けの公共衛生および環境管理高等研修プログラムを実施しました。

2025年3月5日、京都大学学際融合教育研究推進センターアジア研究教育ユニットでは、タイの地方自治体職員を対象とした第2回公共衛生および環境管理高等研修プログラムが開催されました。
今回は、タイの地方自治体から46名の職員が京都大学を訪れ、当ユニットの安里和晃ユニット長による特別講義を受講しました。
講義では、前回同様に日本の社会構造や社会保険制度だけでなく、地域包括ケアシステムや介護予防などについての日本の取り組みが紹介され、参加者は自国の福祉体制に役立つ知見を得る貴重な機会となりました。

研修の後半では、実際に京都市内の介護施設を訪れ、日本の地域密着型高齢者ケアの実際の取り組みを直接観察しました。
施設スタッフからの説明や施設利用者との交流を通して、参加者は日本の介護現場の運営方法や、地域住民と連携したケアの仕組みについて新たな知識を得ました。
この研修によって得た知見をタイの福祉体制に新しい視点を持ち帰り、今後の実務に生かすことが期待されています。

研修の様子

集合写真

地域密着ケアに関する見学