2024年11月25日

【お知らせ】タイ地方自治体職員向けの公共衛生および環境管理高等研修プログラムを実施しました。

2024年11月20日から11月21日の2日間、京都大学学際融合教育研究推進センターアジア研究教育ユニットでは、タイの地方自治体職員に向けて、公共衛生および環境管理高等研修プログラムを実施しました。

1日目は、タイの地方自治体から54名の職員が京都大学へ来学し、当ユニットの安里和晃ユニット長による講義「Japanese Society, Long-term care and community welfare regime」を受講しました。この講義では、日本の社会構造や社会保険制度、地域福祉体制に焦点を当て、地域社会における高齢者ケアの重要性とその課題への取り組みが紹介されました。参加者たちは、タイの地方自治体において高齢者介護を担当している職員であり、日本の事例から新たな視点を得る貴重な機会となりました。

2日目には、京都市内の介護施設を訪問し、地域密着型の高齢者ケアの現場を視察しました。参加者たちは、施設スタッフからの説明を受けながら、日本における介護制度や現場での取り組みについて理解を深めました。施設利用者との交流を通じて、実際のケアの様子を学ぶ機会を得るとともに、タイにおける福祉体制への新しい視点を持ち帰ることが期待されます。