2016年09月01日

【お知らせ】フィリピン系児童・生徒に対する夏季休暇中の勉強会を実施

 2016年7月27日(水)、京都市の公立小中学校に通うフィリピン系移民の児童・生徒に対して、夏季休暇中の勉強会を実施しました。フィリピン系児童・生徒3人が各自の夏季休暇課題を持参し、文学部と文学研究科に所属する学生3人が彼らの学習補助として参加しました。勉強会は安里和晃文学研究科特定准教授の研究室で行われました。

 京都市内の公立学校には日本国籍をもつフィリピン系児童・生徒が一定数在籍しており、その多くは日本語習得や教科学習に困難を抱え支援を必要としています。しかし彼らの困難が十分に理解されておらず、支援のための人員が不足しているのが現状です。この問題に取り組むため、安里准教授のフィリピン研修に参加する学生は、京都市内の公立小中学校で学習支援ボランティアに従事しています。今回の夏季休暇中の勉強会は、十分支援が行き届いていない学校にも支援活動を広げようと試みられました。今回は参加者の希望にもとづいて、8月3日、8月10日、8月18日の合計4回開催されました。(伊藤志帆)