2015年02月02日

【お知らせ】セミナー「中国の視点から見たグローバル発展」(2/18)→終了しました

下記の内容にてセミナーが開催されますのでお知らせいたします。参加を希望される方は下記のURL

http://confreg.ate-mahoroba.jp/confreg?conf_idstr=UXjXiYuOdOZYUE3ti2O727Lw776

から参加登録をお願いします。またはhirata.shoji.8e*kyoto-u.ac.jp(*は@に変更をお願いします)宛にご連絡をお願いします。

みなさまの参加をお待ちしております。

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タイトル: 中国の視点からみたグローバル発展:現代中国のドキュメンタリーに描かれた世界史と国力

使用言語: 中国語【日本語通訳付き】

講師: ゴーテリンド・ミュラー=サイニ教授(ハイデルベルク大学)

日時: 2015年2月18日(水)午後3時30分~5時

場所: 京都大学文学研究科新館 地下大会議室

要旨:

ドキュメンタリーは、近年、中国政府主導のメディアが、政府公認の歴史認識を提示するため、好んで用いる形式になってきた。しかも、それは中国のナショナル・ヒストリーに限られてはいない。中国史だけに自己中心的に熱をあげていた以前の状態とは全く対照的に、外国史への興味が急激に高まっている。中国の役割を、単に世界史において位置づけるだけでなく、現在また未来の国際舞台においても際立たせようという考えがそこには認められる。本講演では、最近の中国のテレビから、政府公認の見解を示した以下の3つのドキュメンタリー・シリーズをとりあげる。近代西洋の興起、ソビエト連邦解体の背景、未来における「中国の興起」を語るべく現代中国史について特定の読みをすることを通した現在の中国政 府の合法化。これらのドキュメンタリーに焦点をあてることで、「歴史」がどのように画面上にあらわされ、記憶の文化や社会一般にとってビジュアルな歴史が果たす機能を探ってみたい。これにより、グローバルな枠組みでの中国史/外国史の提示が、公式発信されている「自己/他者」をめぐる見方にどうインパクトを与えているかを明らかにし、中国人自身がどのように「グローバル発展」を見ているかを考察したい。

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