2014年10月31日

【お知らせ】龍應台『台湾海峡一九四九』(原題:大江大海)を読み、そして語る会 (11/14)→終了しました

龍應台『台湾海峡一九四九』(原題:大江大海)を読み、そして語る会

世話人:若松大祐(KUASU研究員)

『台湾海峡一九四九』は、原著が2009年に発売されるや否や、まさに洛陽の紙価を高らしめました。それは、外省人の悲哀をひとまとまりの物語として描いたからにほかなりません。台湾には四大族群と呼ばれる四つのエスニック・グループ(原住民、閩南人、客家人、外省人)が存在し、そのうちの外省人はいわば特権階級なのだから、悲哀の歴史とは無縁の人々である、と考えてきた現代台湾社会の常識を同書は覆したわけです。

このたびは台湾への理解をさらに深めるため、同書を読んでその感想を語り合うという機会を作ってみました。参加者は予め同書を読んで簡単な感想文を作っておき、当日は参加者同士で感想を共有し、関連するテーマについて議論することになります。ご関心ある方はふるってご参加ください。所属や身分は問いません。ただし、会場の座席数に限りがありますので、参加者は必ずメールでご連絡ください。

 

日時:2014年11月14日(金)17時00分から19時00分まで

場所:京都大学文学部東館2階、KUASU多目的室(257室)

言語:日本語

予備作業:各自が500字程度の読後感を予め作成して、紙面で持参する。

 

連絡先:若松大祐、京都大学アジア研究教育ユニット(KUASU)・研究員

E-mail: dwakamatsu [at] yahoo.co.jp ([at]を半角@マークに変更してください)

 

<プログラム>

17:00-17:05 主旨説明(若松大祐)

17:05-17:15 参加者の自己紹介

17:15-17:20『台湾海峡一九四九』の概要(岡崎滋樹・立命館大学大学院博士課程)

17:20-17:30 導入(田中耕司・京都大学特任教授)

17:30-18:00 参加者による感想の発表(3分/人)

18:00-18:10 休み

18:10-18:55 総合討論

 

<テキスト>

龍應台『大江大海一九四九』台北:天下雑誌、2009年。

龍應台(著)、天野健太郎(訳)『台湾海峡一九四九』東京:白水社、2012年。

 

上記の内容と同一のPDFがこちらです。印刷の際にご使用ください。