2014年04月18日

【お知らせ】内藤湖南『支那史学史』の会読への誘い (4/23~)

【参加者募集中!】

内藤湖南『支那史学史』の会読への誘い 〈presented by KUASU研究員 若松大祐〉

内藤湖南(1866-1934)は、ジャーナリストを経て京都帝国大学教授となった人物で、いわゆる京都支那学の創始者の一人です。『支那史学史』は、3年間にわたる京大での講義をまとめたもので、古代から清代までの史学の通史となっています。本書は独創性を強烈に打ち出すことはないものの、堅実な記述の通史となっているため、私たちは本書の読解を通じ、近代以前の中国における歴史叙述の基礎知識を時系列的に把握できるでしょう。

毎月第2水曜日に集い、10か月くらいで読み切ろうと計画しています。まずは4/23に初回を実施します。ご関心ある方はふるってご参加ください。所属や身分は問いません。作業内容や開催日程は暫定案であり、参加者同士で相談しながら決めてゆきます。

時間:14時00分から16時00分まで

場所:京都大学文学部東館2階、KUASU多目的室(257室)

言語:読後感を日本語で交換する。
作業:各自が500字程度の読後感を毎回作成して、参加者同士で共有する。【暫定案】
連絡先:若松大祐 Daisuke WAKAMATSU, E-mail: dwakamatsu [a] yahoo.co.jp ([a]→@)
<予定>【暫定案】
4月23日(水)「支那史学史概要:史記より清初まで」(巻末附録、pp.307-333)
5月14日(水)第1章-第3章(pp.17-65)
6月11日(水)第4章(pp.66-143)
7月9日(水)第5章-第6章(pp.144-195)
9月10日(水)第7章-第9章3節(pp.196-280)
10月15日(水)第9章4節-第10章(pp.280-362)
11月12日(水)第11章-第12章6節(pp.9-88)
12月10日(水)第12章7-14節(pp.88-191)
1月14日(水)第12章15-21節(pp.191-261)
2月4日(水)附録(pp.264-306)

<テキスト>
内藤虎次郎『支那史学史』(東京:弘文堂、1949)。
『内藤湖南全集』〔全14巻〕(東京:筑摩書房、1969-1976)の第11巻にも収録。
『支那史学史』〔東洋文庫全557, 559〕(東京:平凡社、1992)にも収録。
「支那史学史概要」(http://www.aozora.gr.jp/cards/000284/files/50317_35651.html)
【中国語訳】内藤湖南(著)、馬彪(訳)『中国史学史』〔日本中国史研究訳叢〕(上海:上海古籍、2008)。

※広くご周知いただけますと幸いです。 読書会